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マウスピース矯正とワイヤー矯正は併用できる? それぞれのメリットを活かした治療法とは

2026.05.25

はじめに

「マウスピース矯正とワイヤー矯正はどちらが良いの?」

矯正相談で非常によくある質問です。特に近年はマウスピース矯正が広く知られるようになり、「目立ちにくいからマウスピースだけで治したい」と考える方も増えています。

結論からお伝えすると、
マウスピース矯正とワイヤー矯正は併用できる場合があります。

さらに重要なのは、どちらが優れているかではなく、

それぞれの得意な動きを活かすことです。

この記事では

マウスピース矯正とワイヤー矯正は併用できるのか
それぞれの特徴
併用治療が向いているケース
メリットと注意点

について解説します。


マウスピース矯正とワイヤー矯正は併用できる?

答えは

はい、可能です。

実際の矯正治療では、最初から最後まで一つの装置だけで進めるとは限りません。

例えば

最初はワイヤー矯正
途中からマウスピース矯正

あるいは

一部のみワイヤー
全体はマウスピース

という治療もあります。

矯正治療は装置を選ぶことが目的ではなく、歯並びと噛み合わせを整えることが目的です。

そのため、必要に応じて装置を組み合わせることがあります。


マウスピース矯正の特徴

マウスピース矯正は透明な装置を使用して歯を動かす方法です。

特徴としては

・目立ちにくい
・取り外し可能
・歯磨きしやすい
・食事制限が少ない

という点があります。

成人矯正では非常に人気の高い方法です。

一方で、歯の動きによっては工夫が必要な場合があります。


ワイヤー矯正の特徴

ワイヤー矯正はブラケットとワイヤーを利用して歯を動かします。

特徴としては

・幅広い症例に対応可能
・歯の細かなコントロールが得意
・大きな歯の移動にも対応しやすい

という点があります。

長年使用されてきた治療方法であり、多くの症例実績があります。


なぜ併用治療が行われるのか

ここが重要なポイントです。

矯正装置には

得意な動き
苦手な動き

があります。

例えば

・歯を整列する
・細かな仕上げ
・見た目への配慮

ではマウスピースが向く場合があります。

一方

・大きな移動
・複雑なコントロール

ではワイヤーが得意なことがあります。

そのため、必要な部分だけ組み合わせるという考え方が生まれます。


併用が行われやすいケース

【ガタつきが強いケース】

歯の重なりが強い場合

最初だけワイヤーで動かし、その後マウスピースへ移行するケースがあります。

【埋伏歯があるケース】

歯が埋まっている場合などはワイヤーが必要になることがあります。

【細かな仕上げが必要なケース】

全体はマウスピースで進め、最後の微調整のみワイヤーを使用する場合もあります。

【抜歯症例】

抜歯スペースのコントロールが必要な場合、一時的にワイヤーを使用することがあります。


併用治療のメリット

【装置の長所を活かせる】

一番大きなメリットです。

それぞれの得意分野を活用できます。

【治療効率が上がる可能性】

症例によっては治療がスムーズになることがあります。

【見た目への配慮がしやすい】

必要な時だけワイヤーを使用することで、目立つ期間を減らせる場合があります。

【治療の選択肢が広がる】

一つの装置に限定されない柔軟な治療計画が可能です。


注意点

【全員に必要ではない】

必ずしも併用が優れているわけではありません。

単独治療が適しているケースもあります。

【症例によって適応が異なる】

歯並びや噛み合わせによって判断が変わります。

【治療計画が重要】

装置の組み合わせだけでなく

・いつ
・どの順番で
・何の目的で

使用するかが重要です。


よくある質問

Q:マウスピースだけで最後までできますか
A:→症例によって可能です。

Q:ワイヤーに途中変更することはありますか
A:→必要に応じて行う場合があります。

Q:途中で装置変更すると失敗ですか
A:→そのような意味ではありません。より良い結果のために行われることがあります。


歯列矯正専門医からのアドバイス

矯正治療では

装置選びより治療設計が重要 です。

マウスピース矯正かワイヤー矯正かではなく、

その方の歯並びに合った方法を選択することが大切です。

必要に応じて両方のメリットを活かすことで、より安定した仕上がりを目指せることがあります。

歯列矯正専門医 院長 中西正光

 

 

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〒860-0801

熊本県熊本市中央区安政町6-2 クオリア安政町4F

熊本サニースマイル矯正歯科

☎︎お電話番号 096-211-2525

 

 

当記事の内容は以下のガイドライン・文献を参考に作成しています。

【専門ガイドライン】
・日本矯正歯科学会「診療ガイドライン」
 https://www.jos.gr.jp/guideline
・アメリカ矯正歯科学会(AAO)Clinical Guidelines
 https://www2.aaoinfo.org/practice-management/cpg/
・厚生労働省 歯科口腔保健関連情報
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/shikakoukuuhoken/index.html

【参考書籍】
・『THE ALIGNER ORTHO アライナー矯正治療の最適解: ALIGNER RADIO BOOK』
・『アライナー矯正歯科治療』

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監修歯科医師

熊本サニースマイル矯正歯科
院長 中西正光

所属学会等

  • 日本矯正歯科学会
  • 日本デジタル矯正歯科学会
  • 九州矯正歯科学会
  • 日本摂食嚥下リハビリテーション学会
  • インビザラインドクター

略歴

  • 久留米大学附設高等学校
  • 東京歯科大学卒業
  • 九州大学病院矯正歯科
  • 熊本県内大手医療法人の歯列矯正部門顧問

学会発表

  • Journal of Oral Biosciences Supplement 2018
    「Impaired store-operated Ca2+ entry in mouse salivary glands decreases the volume of saliva secretion」
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