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上顎前突

上顎前突とは?

出っ歯、下顎が小さく見える状態です。
常に口が空いていたり、前歯で咬み切れないことがあり、健康的にも審美的にも問題を抱えています。

原因

歯に原因がある場合

上顎前歯の異常な傾きによる上顎前突の場合、矯正治療で前歯の傾きを正したり、後方に引っ込めることで改善が期待できます。また、その過程で口元の突出感もなくなっていくので、横顔のバランス改善にもつながります。

骨格に原因がある場合

上顎が大きすぎたり、逆に下顎が小さすぎることによる上顎前突の場合、矯正治療のみで改善できることがほとんどです。
しかし、骨格のズレが大きすぎる場合は外科的な手術が必要な場合もあります。

悪習癖に原因がある場合

長期にわたる指しゃぶりや口呼吸、爪の噛み癖が上顎前突につながります。そのため、早い段階で癖を治すトレーニングが大切になってきます。

弊害

健康上の問題

外傷による合併症

顔のけがにより前歯が折れやすい、また歯で唇を切りやすくなります。

口腔乾燥症

口呼吸や口が閉じにくいことが原因で、口腔乾燥症となり虫歯や歯周病リスクが増加します。

審美的な問題

口元がコンプレックスとなり人前で笑えない、内向的になることもあり、人との関わりの上で大きなハンデを抱えてしまうことがあります。

治療

小児矯正

成長期の特性を利用して歯列や骨格、筋肉のバランスを整えたり、悪い癖があれば癖がなくなるように誘導します。

成人矯正

基本的には非抜歯での治療が前提ですが、検査結果やイーライン(e-line)の改善のために抜歯での治療をご提案することがあります。
治療の選択肢は複数ご用意しますので、その中からご自身に合ったプランを選んでいただくことになります。

よくある質問

Q

上顎前突の治療開始は、何歳からがよいのでしょうか?

A

何歳からでも遅くはありません。6歳でも、65歳でも治療は可能です。しかし、成長が進むにつれ治療の選択肢が少なくなっていきますので、小学校入学前後までには一度受診をお勧めします。

Q

上顎前突(出っ歯)が治れば口元の突出感は無くなりますか?

A

ほとんどのケースにおいて突出感は消失します。骨格に合わせて理想的なe-lineを目指すような治療計画を基本方針としておりますがそのためにやむを得ず抜歯が必要になる場合があります。

Q

上顎前突は遺伝しますか?

A

骨格には遺伝傾向がありますので、遺伝する可能性は非常に高いです。軽度~中等度の上顎前突であれば基本的には矯正治療単独で治療が可能です。

Q

口呼吸との関連はありますか?

A

長期にわたる口呼吸が原因で上顎前突となることがあります。口呼吸は単に癖であったり、鼻炎や扁桃腺の肥大など様々な原因がありますので口呼吸となった原因の除去から治療は始まります。

Q

指しゃぶりは何歳までにやめるべきですか?

A

遅くとも3~4歳までにはやめないと上顎前突になるリスクが高まります。

Q

放置した場合のデメリットはありますか?

A

前歯で食品が咬み切れなかったり、顔をぶつけたときに歯が折れたり唇が切れる可能性が高いです。また、見た目や顔立ちにも影響しますので心理的・審美的な障害にもつながります。