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部分矯正

部分矯正とは?

歯を全体的に動かす矯正ではなく、範囲を限定して気になる所や、他の歯科治療のために必要な歯の移動を行います。
適応症が限られますが、短期間かつ低コストで行えることが最大の魅力です。

メリットデメリット

メリット

短期間

全体的に矯正治療をする場合は1.5年〜2年の治療が必要ですが、部分矯正は半年以内で終えられることが多いです。

低コストで行える

治療範囲が狭く、装置も部分的に使用するので比較的安価に治療ができます。

痛み、不快感が少ない

治療範囲が狭く、装置も部分的に使用するため、痛み、不快感が少ないです。

デメリット

症状によっては適応できないことがある

歯を動かす量や、範囲が大きすぎる場合は、部分矯正の範囲では治療できないことがあります。

妥協的な治療となってしまう

部分的に治療を行うという特性上、全体的にかみ合わせを整えることができません。

歯のサイズを削って調整することがある

左右で歯のサイズが違っていたり、並べるための隙間が足りていない場合、歯を0.1mm~0.3mmほど削ることがあります。
削る量も歯の寿命や健康を害さない程度の量に抑えます。

症例

治療例1部分矯正(30代女性)

治療期間 6か月
使用装置 マウスピース型矯正装置(インビザライン)
来院回数 2回
概算治療費 44万円
リスク・副作用 装着時間が短い場合、想定通りに改善しない事がある

下顎前歯部の隙間がずっと気になっていたのでそこだけ治してほしいとのことでした。
誰にも気づかれることなく、快適に治療が進んでいくことがマウスピース矯正の強みです。

Before

After

治療例2部分矯正(20代女性)

治療期間 3か月
使用装置 表側矯正(ラビアル)
来院回数 4回
概算治療費 44万円
リスク・副作用 歯が動く時のうずくような痛み

上顎前歯のガタガタが気になるとのことで当院を受診されました。
以前他院でマウスピース矯正をしてうまく続かずワイヤーで部分矯正を希望されましたが治療開始から3か月で終わったのであまりの早さに驚かれていました。

Before

After

よくある質問

Q

歯を削ることによるデメリットはありますか?

A

削る量としては多くても0.3mm程度なので合併症の危険性はありません。

Q

かみ合わせが悪化することはありますか?

A

診断時に治療によるメリットとデメリットを比較して、メリットが上回った場合のみ治療の対象となります。
咬み合わせが悪化するなどのデメリットが上回った場合は治療をお勧めしない場合があります。

Q

治療期間はどれくらいでしょうか?

A

動かす範囲や量が少ないので平均3~6か月で終了します。

Q

年齢制限はありますか?

A

特にありません。何歳からでも可能です。